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企業IT・システム相談

2005年5月23日

Q.最近、企業の社長や著名人が自分の考えをブログに書いたので、ネットで読んでくださいという言葉を耳にしますが、ブログってなんでしょうか?

ブログって何?

ビジネスに直接結びつくものでは現在ありませんが、最近ではこれを新たな情報源としているケースが良く見られ、個人だけでなく企業でも積極的に利用しはじめているのでご紹介します。

 

まず「ブログ」という言葉が誕生した経緯から説明しますと、ブログの語源はウェブログ(Weblog)です。WeblogとはWebとlogからなる造語で、もともとウェブ日記のことをさしていたのですが、「Weblog」を「We blog」のように区切って「blog」という動詞として「ブログする」という意味になり、「誰でも手軽に更新できるまたは頻繁に更新されているウェブサイトのこと」をさすようになりました。

 

従来のウェブサイトとブログとの決定的な違いは、テキストを入力するだけでウェブを更新できることです。ブログはウェブデザイナーやウェブ管理者などの手間を取らせることなく、エンドユーザーがブラウザを使って直接、管理画面を呼び出し、「エントリーの内容」や「追記」のところに情報を書き込むだけで、サイトを簡単に作っていつでも更新できるようになっています。ブログを作るには、ブログツールを導入する方法もありますが、ブログサービスを利用する方法が便利です。ブログサービスを利用した場合には、HTMLの知識がなくても、またホームページ作成ソフトを使いこなせなくても、誰でも手軽にブログを作ることができ、既に相当数のブログサービスが提供されています。

 

このような技術ツールを用いて、単なる「ウェブ上の個人日記」から始まったブログですが、ブログで情報収集するスタイルは今や定着しつつあり、その社会的影響力は日増しに大きくなっています。 例えば、政治家の専門ブログ「ele-log(エレログ)」では、政治家の投稿に対して個人がコメントできるようになっており、ここで政治家を比較する有権者もいます。こうしたブログの登場で、選挙の投票率アップにつながるなど、政治の面でも一役買う存在となりつつあります。さらに、あの米国同時多発テロのときブロガー(ブログを運営している人のこと)が市民ジャーナリズムとして活躍したことから、米国ではブロガー対ジャーナリストという対立さえ起こり始めているそうです。また、専門知識を持った個人やタレントがブロガーになると、ネット経由のクチコミ型情報伝達が活発になり、商品の売れ行きや企業経営に大きな影響を与えはじめています。個人だけでなく企業でもブログを積極的に活用し始めているわけです。また最近では、コンテンツ管理、ナレッジ管理、CRMといったビジネス分野でも新しい需要を次々と喚起し始めています。ブログは順風満帆に進んでいて、今のところブログ人気が衰える気配はなく、ネット時代の大衆メディア「ブログ」の活用の幅、影響力は今後も広がっていくだろうとされています。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.045(2005年05月23日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=ASIAN PARTNERS
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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