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健康相談

2013年5月6日

Q.口内炎がしょっちゅうできて困っています。口内炎はビタミン不足や胃が荒れているとできやすいと聞いたことがあります。しかし、私は偏食もしませんし、胃カメラでは異常は指摘されませんでした。何か良い予防法はありますか?

口内炎ができる理由と対策

口内炎は、口の中や舌の粘膜に起こる炎症の総称です。ひどくなると食べ物を口に含むだけでしみたり、痛みで不眠になることもあり、日常生活に支障を来たすこともあります。口内炎は、誤って口の中を噛むことや魚の骨などが刺さって傷ができることで起こるものと、傷以外の原因で起こるものの二つに大きく分けることができます。

 

傷が原因で起こる口内炎は、口の中が不衛生な状態で起こりやすく、さらに唾液の分泌量が少ないと口の中の細菌が洗い流せず治りにくくなります。

 

傷以外が原因で起こる口内炎としては、新陳代謝の低下によるものがあります。口の中の粘膜は絶えず新しいものへと再生を繰り返していますが、疲労やストレスで新陳代謝が低下すると、粘膜がただれやすくなります。その他にはウイルスやカンジダ(カビの一種)の感染による口内炎があります。また、全身性エリテマトーデスやベーチェット病などの病気で口内炎を発症するケースもあります。

 

ちなみに、胃腸障害が口内炎の原因となるという説がありますが、胃腸障害と口内炎との因果関係が認められない場合が多くみられます。

 

口内炎の予防方法

  1. あせらずゆっくり落ち着いて食べる:誤って口の中を噛まないように注意しましょう。またよく噛むことで唾液の分泌が多くなり、口内炎の予防になります。
  2. 口の中を乾燥させない:水やお茶などをこまめに摂り、口の中を潤し、口や舌の体操で唾液分泌を増やしましょう。
  3. 入れ歯や矯正器具の不具合があれば調整し、虫歯はきちんと治す:入れ歯や矯正器具の不具合、虫歯は口の中を傷つけてしまうことがあります。
  4. 口の中を清潔に保つ:食後は必ず歯磨きをし、普段からよく口の中をすすぎましょう。ただし、誤ったブラッシングは口腔粘膜を傷つけ口内炎を引き起こすことがありますので、正しいブラッシングを身に付けましょう。口の中に傷が出来た場合は殺菌成分を含んだうがい薬を使用すると口内炎を予防する効果が高まります。
  5. 疲労やストレス、睡眠不足などによる免疫力の低下を防ぐ:ストレスを発散させ、夜更かしは避け、規則正しい生活を心がけましょう。
  6. バランスの取れた食事を摂る:偏食によるミネラルやビタミンの不足が口内炎の原因となる場合があると考えられています。
  7. 食物アレルギーがないかどうか意識する:ある特定の食品を食べた後に、口内炎になる場合があります。原因不明の口内炎が頻回にできる場合は、食べたものすべてについて、口内炎が発生したかどうか記録することをお勧めします。一般的な病原食物としては、チョコレート、豆類、貝類、甲殻類、麦類、そば、トマト、柑橘類、パイナップル、りんご、ミルク、チーズ、からし、酢、ソースなどがあります。
  8. 歯磨き粉の成分に注意:歯磨き粉の成分の中には、一部の人の口内炎の原因となるものがあります。特に多くの歯磨き粉に含まれるラウリル硫酸ナトリウムが口内炎の発生に関与しているという報告があります。

 

なお、難治性の口内炎は、癌である可能性もあります。口内炎が治りにくい場合は医療機関の受診をお勧めします。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.233(2013年05月06日発行)」に掲載されたものです。

本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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