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健康相談

2004年10月11日

Q.デング熱について詳しく教えて下さい

デング熱

デング熱は主に熱帯地域に生息する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)を媒介とするウイルスの感染症です。シンガポールでは高頻度に発生する感染症の1つで、特に今年8月の国内発生例は312と非常に多く、多発地区の一掃消毒が行われました。ウイルス(フラビウイルス)には4種類の型がある為、予防接種などの予防医療の確立は難しく、又ごく稀に複数回罹患するケースもみられます。初めは高熱や頭痛など風邪類似症状から始まり、その後発疹(小紅斑)や関節・筋肉痛が出現します。血液検査で白血球と血小板の減少及びウイルスの抗原抗体反応が認められれば、診断が確定されます。血小板減少に伴う易出血状態(歯肉出血、鼻血、生理出血過多など)の管理と、白血球減少による易感染状態の予防目的で数日入院が必要となり、その間は毎日血液動向を調べ、熱や発疹、出血など各症状に対する治療を施します。低下した白血球と血小板は潜伏後6~8日目をピークに再度上昇しますが、この時期に適切な医師からの指示及び治療を怠ると、症状の悪化を招き、最悪の場合死に至る事もあります。普段から蚊に刺されないよう予防策を講じるのは勿論、住宅の水周り(排水口や鉢植えの水受けなど)の衛生に気を配り、蚊の発生防止に努める事が望まれます。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.015(2004年10月11日発行)」に掲載されたものです。

本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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