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新規進出企業レポート

2015年5月26日

「株で成功するための技術」を学ぶ勉強会「株塾」が初の海外拠点を設立

Can Bay Pte Ltd

日本で人気の株式投資セミナー・勉強会「株塾」が、この6月からシンガポールで開講する。プロの株式投資家 相場師朗(あいば しろう)氏が講師を務める「株塾」はおよそ1年前に受講生6名からスタートし、今は500名を超えている。すでに億単位の資産を築いた受講生もいるという。
株で資産を増やすことを掲げるセミナーや指南書が数多くある中、相場氏の株塾は「株は技術」というユニークなキーワードで開講し、実績を上げている。

 

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「例えば、ある人のために井戸を掘ってあげたとしましょう。その人はすぐに水を得ることはできますが、井戸が涸れたらどうすることもできない。しかし、井戸を掘る技術を教えてあげたら、水が涸れてもまた自分で井戸を掘って水を得ることができる。株で1回大きく儲けた実績にしがみつくのは、技術とはいえません。回数を重ねることで身に着け、結果に再現性を持たせることが本物の技術なのです」。
日本と同様に、シンガポールでも勉強会、動画配信、セミナーなどを通じ「株の技術」を伝授する。一般に株のセミナーと聞くと企業の業績やトピックを基に銘柄を推薦されるというイメージがあるが、相場氏のセミナーはそれらとは一線を画し、株式投資の技術、ノウハウそのものを教える。
「日本では今年5月20日に東証1部の時価総額がバブル期を超えました。このようなバブルが膨らんでいる時期だけでなく、バブルが崩壊し、暴落した時でも利益を得られる技術を教えます。これは教育事業であり、特定銘柄の推薦や、投資のコンサルタントといった業務はいたしません」。

 

誰でも株式投資がうまくなる技術をセミナーで楽しく学ぶ

株塾にとってシンガポールは初の海外進出拠点となり、受講生は日本やアメリカ市場などへ株式投資を行う在星日本人の個人投資家となる。これまでも日本で開催されるセミナーにアジアやヨーロッパなどから参加する海外在住の日本人受講生がいたことから、シンガポールで開講されることで利便性が高まることが期待される。
「海外初の拠点にシンガポールを選んだのは、やはりアジアの金融の中心であることが理由です。政府が信頼でき、ビジネスを行う上で安全であることが大きい。世界の富裕層の資金が流入していることも魅力です」。
シンガポールを皮切りに、今後はバンコク、クアラルンプールなど日本人が多い東南アジアの都市での展開も視野に入れている。
6月17日にシンガポールで行われる無料セミナー(会場:TKPシンガポールCCラッフルズプレイス)は、株式投資の初心者でも受講できる。相場氏のセミナーはわかりやすく、時にはジョークも交えてユーモアにあふれ楽しいと定評がある。そして何よりもその内容が目からウロコなのだ。
「誰でも株式投資が上手になれるということを今回のセミナーで知ってほしい。いろいろな投資法に手を出すのではなく、狭く、深い技術を身に付ける練習をします。まずは騙されたと思って来てみてください」。

 

会社プロフィール

日本の大手銀行の為替ディーラーや外資系銀行でのファンドマネージャーを経て、プロの株式投資家としてテレビやラジオなどでも活躍する相場師朗氏が講師を務める「株塾」をシンガポールで運営。2014年11月設立。Can Bay(キャンベイ)という社名は戦国時代の軍師として知られる黒田官兵衛にちなむ。

Can Bay Pte Ltd
E-mail:info@can-bay.com

取材後記

大学2年生のころから株式投資を始めたという相場師朗さん。外資系銀行時代は米国ニューヨークのウォール街で勤務されていました。「ニューヨークの思い出は、ひたすら仕事をしていたということだけですね。昨年初めてシンガポールに来ましたが、やはりきれいで、治安がいい国という印象が強いです」。
現在はセミナーや勉強会でいかに受講生にわかりやすく伝えることができるか日夜、考えていらっしゃるそうです。「自分の持ち味ある株式投資を教えることで、人に喜んでもらえるのがうれしいです」。
座右の銘は、「今日より明日。すなわち、自分を高め続けること。練習とは時間的満足を得るためにするのではなく、自分の技術の欠点をなくすために課題を持ってやりぬくことです」。

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