シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP「怠けもの(面倒くさがりや)」は仕事ができる

嶋津良智の「リーダーにつける薬」

2013年11月4日

「怠けもの(面倒くさがりや)」は仕事ができる

いろいろな方々とお話をしていて、あることに気付きました。それは、「怠けもの」と言うとみなさんに失礼なので、ある意味「面倒くさがりや」という言い方ができるのかもしれませんが(どちらの言い方をしても失礼ですね (笑))、この手のタイプの人は「仕事ができる人が多いな」という感じがします。
もちろん、「怠けもの」や「面倒くさがりや」だけではただのアンポンタンになってしまいますので、「面倒くさがりやで目的・目標思考の人に限って、仕事ができる」ということです。
面倒くさがりやなのに目的・目標思考の強い人は、

  • 効率を求めます。少ない労力で最大の結果が出せるように考えて努力します。いち早く自分が何もやらないで済むようにするための努力は惜しみません。
  • できれば自分では何もやらなくて済むように、部下を一生懸命育てます。
  • 同じことをするなら短時間で済ませようと考えるので、時間の使い方が上手です。
  • 仕事に対する緩急の付け方が上手です。
  • 人に協力をしてもらうのが上手です。
  • 目標達成には意欲的に取り組むため、仕事の任せ方や仕事の与え方が上手です。
  • 人脈を作るのが上手です。
  • 情報を集めるのが上手です。
  • お金の使い方が上手です。……などなど。

「上手」なことを上げればきりがありませんが、これ全て少ない労力で最大限の結果を出そうとするからこそ、その能力を身につけることも惜しまないということではないでしょうか。
そう考えて私の周りの経営者や仕事のできる人を見回してみると、仕事ができるゆえの悩みなのですが、彼らはたくさんの仕事を任されます。その分忙しいので、早く楽したい、もっと楽に仕事を進められないかと考えながら改善を繰り返し、新しいやり方を見付けたりするのが上手です。
そういう視点で見てみると、あながち外れていないような気がしてなりません。みなさんの周りの、仕事のできる経営者・ビジネスパーソンを見てください。みなさんどう思いますか?

かく言う私も相当な面倒くさがりやです。最近改めてそう思ったのですが、「覚えておくのが面倒くさいので早く電話をしてしまおう」、「覚えておくのが面倒くさいので先にやってしまおう」なんて考えた自分を見つけてしまいました(笑)。

文=嶋津良智(しまづよしのり)


株式会社リーダーズアカデミー
代表、シンガポール在住。
2度の株式上場体験を活かし、日本・シンガポールを始め、アジアを中心に経営コンサルとして活動。世界9ヵ国12都市でチャリティーセミナー実施。
最強の部下を育成し、最強の組織を作る、業績向上のための独自プログラム『上司学』が好評を博す。著書7冊執筆、韓国・台湾でも翻訳されている。

 

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.245(2013年11月04日発行)」に掲載されたものです。

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