シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP世界を俯瞰して「グローバル最適」を考える

地域統括組織なんていらない?

2014年4月7日

世界を俯瞰して「グローバル最適」を考える

多くの日本企業は、関税や通貨マーケットの 近似性などから、北南米や欧州などでは亜大 陸という単位で地域統括組織を発展させてきました。アジアは距離や文化の観点から日本が直接サポートしてきましたが、アジア各国の成長に伴い、ここ近年アジア統括組織の強化が活発になって来ています。

 

一方でマーケットが、必ずしも地域という括りで近似性を持たなくなっていることも事実です。タイとインドのマーケットは同質でしょうか?更に言うと、インドの北部と南部は?インドを攻めるためには日本での経験、ノウハウ、人材が活きるのでしょうか?

 

貴社のお客様のマーケットを考えた時に、
グローバルでどう括るのが最適なのでしょうか?

グローバル統合まで一気に進んだ欧米企業は、グローバルの資源配分や最適化を考えることができる世界本社が地域を超えて機能しています。もちろんサプライチェーンなどの距離の問題だけでなく、成長のステージからも、地域統括組織に求められる機能も多く存在することも確かです。

地域統括組織に求められる機能としては以下の6つが代表的です。

  • 地域マネジメント
  • 地域ガバナンス
  • シェアードサービスセンター
  • ノウハウ展開
  • シナジー発揮
  • 事業開発(M&A)

重要なのは、これら6つの機能は果たして“今”地域統括で強化すべきなのか、ということです。自社の成長のステージ、マーケットの括り、そして何よりも自社の求める「グローバル最適」の姿を見据えて“今”地域統括で強化すべき機能を見極める必要があります。

 

次回はその内容について考えていきます。

著者=原 市郎/執行役員 CIO 兼 東南アジアビジネス開発担当部

東南アジアでのビジネス拡大と併せてアビーム社内のグローバル情報システムも統轄。当事者とコンサルタントの2つの目を持って、ITから戦略まで、日系企業のグローバリゼーションをサポートします。

アビームコンサルティングは、グローバル4300人、日本を除くアジアに1100人のコンサルタントを抱える、日本発のグローバル総合コンサルティングファームです。戦略からIT、アウトソーシングサービスの提供を通じて、企業のリアルパートナーになることを目指しております。
日本企業のグローバル化をサポートするご提言を、アビームリサーチレポートとして数多く発刊しております。詳しくはWEBサイトをご覧ください。また、直接メールにお問い合わせ頂いた方に、本レポートを無料でご提供致します。

ABeam Consulting (Singapore) Pte. Ltd.
18 Cross Street #10-06/09, China Square Central, Singapore 048423
Tel:+65 6922 5270 Fax:+65 6922 5271
Emai:ihara@abeam.com
URL:http://www.abeam.com/sin/ja/

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.254(2014年04月07日発行)」に掲載されたものです。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP世界を俯瞰して「グローバル最適」を考える